この段階では、集団活動の中でルールを守ることや、周りに合わせて行動する「社会性」を身につけるために、曜日ごとに療育内容を分け、療育課題を通して一人ひとりの特性に合わせた支援を行っています。
この段階では、「社会性の基盤を作る段階」で身につけた『社会性』をもとに、自立を目的としたグループワークを行います。そのため、子ども達の自主性を大切にし、取り組む課題内容やその日のタイムスケジュールなどを、指導員の見守り・助言のもと、自分たちで話し合って決めています。過去に行った主な活動内容としては、イベントの企画や事業所の看板作りなどです。
また、定期テスト前には、提出物やテスト勉強のスケジュールを立てる事が苦手な児童が多いため、事業所での支援を行っています。その際は、一人で取り組むのではなく、同じ中高生の児童と一緒に時間を決めて学習しています。周りに同じような状況のお友達がいることで、一人ひとりの嫌いなこと(学習)へのモチベーションも上がり、自主的に取り組むことができています。